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愛犬の突然の体調不良。普段から行うべき健康管理とは?
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    愛犬が体調を崩したとき、いつどのタイミングで病院に連れていくかは飼い主さん達にとっては切実な問題かと思います。

    実際に、よく動物病院でもそういった質問を受けます。

    そこで、今回は愛犬をどのタイミングで病院につれていけばいいのか判断に役立つポイントを解説します。

    毛布にくるまった犬

    普段から心がけておくこと

    1番大切なのは、普段から愛犬のくせや行動を観察しておくことです。
    それによって健康状態を判断できるので、病院に行くタイミングの指標になります。

    愛犬をよく見たり、聞いたり、におったり、触れたりしましょう。
    そしてなにか異常が起きたときに「いつもと違う、何か変だ」と気づけるようにしましょう。

    体温計で体温を計る犬

    病院に行く基準とタイミング

    それでは愛犬が具合が悪いときに観察するポイントと対応方法を解説します。

    食欲、飲水欲

    どの程度お腹をすかせているか、いつも通り食べているか

    普段の飲水量と比べてみて、いつもより水を欲しがっているか

    食べ残しの有無

    • 食欲がない→48時間以内に病院へ
    • 飲水量の増加→48時間以内に病院へ
    • 嘔吐発熱を伴う食欲不振→12時間以内に病院へ
    • メスで飲水量の増加、食欲減退、おりものがある場合→すぐ病院へ
    • おりものがない場合→12時間以内に病院へ

    排尿、排便

    尿量の減少、または多飲多尿

    普段通りの排便か軟便、下痢または便秘の有無

    • 力んで少量の尿→12時間以内に病院へ
    • 尿に血が混じる→12時間以内に病院へ
    • 力んでいても尿がでない→すぐ病院へ
    • 便が出ない→48時以内に病院へ
    • 便に血が混じる→48時間以内に病院へ

    反応と行動

    いつもの時間に起きたり寝たりしているか、普段の動きや遊びに反応するか

    • 重そうにダラダラ歩く→24時間以内に病院へ
    • ずっと寝ている→24時間以内に病院へ
    • 首を丸めたり、足をひきずっている →24時間以内に病院へ

     ※飼い主のそばにやたらと寄りそい横たわる時も、具合が悪くてそうしている場合がありますので注意して下さい。

    目に見える異常

    • お腹が膨れていて眠れない→すぐ病院へ
    • 明るいところでも瞳孔が散大→すぐ病院へ
    • 見てわかるほどの体の腫れ がある→12時間以内に病院へ
    • 誤飲、誤食を見た→12時間以内に病院へ
    • 口や肛門からヒモなどがでている→12時間以内に病院へ
    • 早い呼吸、または遅い呼吸→すぐに病院へ
    • 歯をカチカチ鳴らし震えが止まらない、泣き叫ぶ、うめき声→痛みや恐怖の可能性→すぐ病院へ
    • 唸り声、違った鳴き方→痛みや恐怖の可能性→24時間以内に病院へ

    以上が具体的な事例です。

    普段と何か違うと感じたことがある場合は獣医師に相談しましょう。

    最後に、外見だけでは病院へ行くべきかどうか決めかねる場合があります。
    そのような時は、全身をパーツごとに分けて詳しく点検をしてみましょう。

    少しでも普段と違うところがないか確認して判断材料とします。

    1. 目: 目ヤニ、くもり、赤み、まばたきの有無
    2. 耳: 耳の穴からのにおい、外耳炎の有無、かゆがり、出血、耳翼に傷などないか
    3. 鼻: 鼻水、乾き、出血、詰まりによる鼻腔の大きさの異常
    4. 口: 歯茎の炎症、異物、口内炎、口臭、傷がないか
    5. 頭と首: 撫でた時の腫れ、痛み、かさぶたの有無
    6. 胸:撫でた時の熱や腫れ、塊、皮膚の色
    7. お腹: 触ってみた時の痛み、はれ、塊、熱
    8. 尻尾: 腫れや痛みの有無、普段の尾の状態との違い、つねってみての反応の有無
    9. 四肢: 4本の肢の上から下に向かって撫で下ろす、前肢後肢共に左右対称であること、 曲げ伸ばしてみて痛みの確認
    10. 指先: 指先、間を調べて傷がないか、爪の折れや食い込み、 趾間(指のつけ根の間)皮膚炎の有無
    11. 生殖器: 陰嚢の腫れや傷、陰部からの滲出液の有無
    12. 肛門部: 尻尾を持ち上げて確認、傷や滲出液の有無

    以上が全身の点検の具体的な方法です。

    診察中の犬 かぜ

    さいごに

    愛犬の異常に気づくためには、いつもそばにいる飼い主さんが日頃からよく様子を観察し、何が正常な状態なのかを知る必要があります。
    そして健康状態を見極め、獣医師に詳しく伝えることが正しい診断治療へと繋がります。

    飼い主さんと獣医師の連携で愛犬たちの健康を守り、長生きさせてあげましょう。

     

愛犬が体調を崩したとき、いつどのタイミングで病院に連れていくかは飼い主さん達にとっては切実な問題かと思います。

実際に、よく動物病院でもそういった質問を受けます。

そこで、今回は愛犬をどのタイミングで病院につれていけばいいのか判断に役立つポイントを解説します。

毛布にくるまった犬

普段から心がけておくこと

1番大切なのは、普段から愛犬のくせや行動を観察しておくことです。
それによって健康状態を判断できるので、病院に行くタイミングの指標になります。

愛犬をよく見たり、聞いたり、におったり、触れたりしましょう。
そしてなにか異常が起きたときに「いつもと違う、何か変だ」と気づけるようにしましょう。

体温計で体温を計る犬

病院に行く基準とタイミング

それでは愛犬が具合が悪いときに観察するポイントと対応方法を解説します。

食欲、飲水欲

どの程度お腹をすかせているか、いつも通り食べているか

普段の飲水量と比べてみて、いつもより水を欲しがっているか

食べ残しの有無

  • 食欲がない→48時間以内に病院へ
  • 飲水量の増加→48時間以内に病院へ
  • 嘔吐発熱を伴う食欲不振→12時間以内に病院へ
  • メスで飲水量の増加、食欲減退、おりものがある場合→すぐ病院へ
  • おりものがない場合→12時間以内に病院へ

排尿、排便

尿量の減少、または多飲多尿

普段通りの排便か軟便、下痢または便秘の有無

  • 力んで少量の尿→12時間以内に病院へ
  • 尿に血が混じる→12時間以内に病院へ
  • 力んでいても尿がでない→すぐ病院へ
  • 便が出ない→48時以内に病院へ
  • 便に血が混じる→48時間以内に病院へ

反応と行動

いつもの時間に起きたり寝たりしているか、普段の動きや遊びに反応するか

  • 重そうにダラダラ歩く→24時間以内に病院へ
  • ずっと寝ている→24時間以内に病院へ
  • 首を丸めたり、足をひきずっている →24時間以内に病院へ

 ※飼い主のそばにやたらと寄りそい横たわる時も、具合が悪くてそうしている場合がありますので注意して下さい。

目に見える異常

  • お腹が膨れていて眠れない→すぐ病院へ
  • 明るいところでも瞳孔が散大→すぐ病院へ
  • 見てわかるほどの体の腫れ がある→12時間以内に病院へ
  • 誤飲、誤食を見た→12時間以内に病院へ
  • 口や肛門からヒモなどがでている→12時間以内に病院へ
  • 早い呼吸、または遅い呼吸→すぐに病院へ
  • 歯をカチカチ鳴らし震えが止まらない、泣き叫ぶ、うめき声→痛みや恐怖の可能性→すぐ病院へ
  • 唸り声、違った鳴き方→痛みや恐怖の可能性→24時間以内に病院へ

以上が具体的な事例です。

普段と何か違うと感じたことがある場合は獣医師に相談しましょう。

最後に、外見だけでは病院へ行くべきかどうか決めかねる場合があります。
そのような時は、全身をパーツごとに分けて詳しく点検をしてみましょう。

少しでも普段と違うところがないか確認して判断材料とします。

  1. 目: 目ヤニ、くもり、赤み、まばたきの有無
  2. 耳: 耳の穴からのにおい、外耳炎の有無、かゆがり、出血、耳翼に傷などないか
  3. 鼻: 鼻水、乾き、出血、詰まりによる鼻腔の大きさの異常
  4. 口: 歯茎の炎症、異物、口内炎、口臭、傷がないか
  5. 頭と首: 撫でた時の腫れ、痛み、かさぶたの有無
  6. 胸:撫でた時の熱や腫れ、塊、皮膚の色
  7. お腹: 触ってみた時の痛み、はれ、塊、熱
  8. 尻尾: 腫れや痛みの有無、普段の尾の状態との違い、つねってみての反応の有無
  9. 四肢: 4本の肢の上から下に向かって撫で下ろす、前肢後肢共に左右対称であること、 曲げ伸ばしてみて痛みの確認
  10. 指先: 指先、間を調べて傷がないか、爪の折れや食い込み、 趾間(指のつけ根の間)皮膚炎の有無
  11. 生殖器: 陰嚢の腫れや傷、陰部からの滲出液の有無
  12. 肛門部: 尻尾を持ち上げて確認、傷や滲出液の有無

以上が全身の点検の具体的な方法です。

診察中の犬 かぜ

さいごに

愛犬の異常に気づくためには、いつもそばにいる飼い主さんが日頃からよく様子を観察し、何が正常な状態なのかを知る必要があります。
そして健康状態を見極め、獣医師に詳しく伝えることが正しい診断治療へと繋がります。

飼い主さんと獣医師の連携で愛犬たちの健康を守り、長生きさせてあげましょう。

 
著作者プロフィール

2019年06月10日

犬の病気

獣医師 瀬戸口公代

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