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愛犬に与えるドックフードの適切な量について
- 体重×体重×体重
- 出た値に√を2回おす。
- 70をかける。
- 子犬(成長期) 3.0
- 成犬、活動的な犬 1.8
- 避妊去勢済みの犬 1.6
- 肥満犬、高齢犬 1.4
- 減量中 1.0
人に飼われている犬は、自分でフードを選ぶことができません。
食べる種類も回数も、すべて飼い主が決めています。
そのため、飼い主はフードについての知識をもち、正しくバランスよく栄養を与えてあげなければ愛犬を病気にさせてしまうかもしれません。
愛犬の年齢や体型、必要エネルギー量を考慮してそれにふさわしい食事を用意しましょう。
では具体的に何をどれだけ与えるのか、考えてみましょう。
ドッグフードはどうやって選べばいいの?
さまざまなドッグフードが売られていますので、その中から、愛犬に合ったフードを選びましょう。
フードの種類や量は、年齢、活動量、去勢避妊手術済み、太っている、痩せている、病気の有無などによって変わってきます。
基本的には、健康維持と病気の予防のために総合栄養食と書かれているフードを選びましょう。
総合栄養食とは、基本的には、そのフードと水だけで暮らしていけるフードであること、すべての栄養素がバランスよく配合されていることを意味しています。
ドッグフードを与える量はどうやって計算するの?
各メーカーから出ているフードは、パッケージの裏面に目安の給与量が記載されています。
この量はあくまでも目安で、標準体型の健康な犬の場合と考えましょう。
代わりに愛犬にどのくらいの量のフードを与えたらいいのか、自分で具体的な給与量を計算する方法があります。
投与量の計算方法
まず(安静時エネルギー要求量=Resting Energy Requirements)を求めます。
例)5キロの成犬の場合
5×5×5=125
125のまま、電卓のルートを2回おす→3.34370…..
3.34370…..に70をかける。
3.3470…×70=234.059…
RER=234kcal/日となります。
次にDER(1日の必要エネルギー量=Daily Energy Requirements)を、求めます。
RERに活動係数をかけて求めます。
活動係数:
例)5キロの成犬の場合
234×1.8=421kcalとなります。
※これらの値もあくまで目安となりますので、計算した値をもとにフード量を計算し、与えながら体型(ボディコンディションスコア=BCS後に記述)の変化を見て増減します。
生活習慣や、筋肉量、環境によっても個体差がありますので、注意しましょう。
ドッグフードを与える回数は?
子犬
1日4回ほどにして小分けに与えましょう。
1回に食べられる量も少なく、消化吸収がうまくできない時期でもあります。
下痢や嘔吐にならないように様子を見ながら食べさせ、うまくいかないときは、少し休ませてからまた食べさせるなど、工夫しましょう。
また、特にうまく食べられていないときの低血糖は命に関わりますので、十分に気をつけなければなりません。
成犬
1日2回に分けましょう。
朝方などにお腹がすきすぎてしまう場合は、夜寝る前に少しだけ夜の分から引いておいてその分をあげましょう。
老犬
1日3回ほどに分けましょう。
成犬の時よりも、消化吸収に時間がかかってしまったり、一回に食べられる量も減ってくるかもしれません。体調や季節に合わせて様子を見ながら与えましょう。
病後
病気によって違いますが、獣医師の指示に従い、適切なフードを与えてください。
基本的には指示されたフード以外を与えるのはやめましょう。
体型の基準 ボディコンディションスコア(BCS)
かかりつけの病院で見てもらうことが望ましいですが、おおよその基準で当てはめてみましょう。
BCS3から4までがよいとされています。
BCSによって、給与量を調節しましょう。
BCS1重度の削痩
皮下脂肪がなく肋骨が容易に触れる状態です。
BCS2体重の低下
皮下脂肪がわずかで肋骨が容易に触れる状態です。
BCS3理想体重
肋骨が少しの皮下脂肪を通してさわることが出来る状態です。上から見るとウエストのくびれがわかります。
BCS4過剰体重
肋骨は中等度の皮下脂肪で覆われていて触るのが難しいです。 ウエストのくびれがなく、背中が広くみえます。
BCS5肥満
肋骨は厚い脂肪の下にあり、非常に触りにくいです。背中も広くウエストもない状態です。
さいごに
犬も人間と同じで、食べ物はとても大切です。
食べ物によって寿命が変わるといっても過言ではありません。
現在はさまざまなフードが発売されていますので、どのフードを選び与えるのか迷っている飼い主さんもいるでしょう。
迷ったときは、かかりつけの獣医師に相談し、愛犬の健康のためはもちろん、病気を予防できる最適のフードを選んであげましょう。
人に飼われている犬は、自分でフードを選ぶことができません。
食べる種類も回数も、すべて飼い主が決めています。
そのため、飼い主はフードについての知識をもち、正しくバランスよく栄養を与えてあげなければ愛犬を病気にさせてしまうかもしれません。
愛犬の年齢や体型、必要エネルギー量を考慮してそれにふさわしい食事を用意しましょう。
では具体的に何をどれだけ与えるのか、考えてみましょう。
ドッグフードはどうやって選べばいいの?
さまざまなドッグフードが売られていますので、その中から、愛犬に合ったフードを選びましょう。
フードの種類や量は、年齢、活動量、去勢避妊手術済み、太っている、痩せている、病気の有無などによって変わってきます。
基本的には、健康維持と病気の予防のために総合栄養食と書かれているフードを選びましょう。
総合栄養食とは、基本的には、そのフードと水だけで暮らしていけるフードであること、すべての栄養素がバランスよく配合されていることを意味しています。
ドッグフードを与える量はどうやって計算するの?
各メーカーから出ているフードは、パッケージの裏面に目安の給与量が記載されています。
この量はあくまでも目安で、標準体型の健康な犬の場合と考えましょう。
代わりに愛犬にどのくらいの量のフードを与えたらいいのか、自分で具体的な給与量を計算する方法があります。
投与量の計算方法
まず(安静時エネルギー要求量=Resting Energy Requirements)を求めます。
- 体重×体重×体重
- 出た値に√を2回おす。
- 70をかける。
例)5キロの成犬の場合
5×5×5=125
125のまま、電卓のルートを2回おす→3.34370…..
3.34370…..に70をかける。
3.3470…×70=234.059…
RER=234kcal/日となります。
次にDER(1日の必要エネルギー量=Daily Energy Requirements)を、求めます。
RERに活動係数をかけて求めます。
活動係数:
- 子犬(成長期) 3.0
- 成犬、活動的な犬 1.8
- 避妊去勢済みの犬 1.6
- 肥満犬、高齢犬 1.4
- 減量中 1.0
例)5キロの成犬の場合
234×1.8=421kcalとなります。
※これらの値もあくまで目安となりますので、計算した値をもとにフード量を計算し、与えながら体型(ボディコンディションスコア=BCS後に記述)の変化を見て増減します。
生活習慣や、筋肉量、環境によっても個体差がありますので、注意しましょう。
ドッグフードを与える回数は?
子犬
1日4回ほどにして小分けに与えましょう。
1回に食べられる量も少なく、消化吸収がうまくできない時期でもあります。
下痢や嘔吐にならないように様子を見ながら食べさせ、うまくいかないときは、少し休ませてからまた食べさせるなど、工夫しましょう。
また、特にうまく食べられていないときの低血糖は命に関わりますので、十分に気をつけなければなりません。
成犬
1日2回に分けましょう。
朝方などにお腹がすきすぎてしまう場合は、夜寝る前に少しだけ夜の分から引いておいてその分をあげましょう。
老犬
1日3回ほどに分けましょう。
成犬の時よりも、消化吸収に時間がかかってしまったり、一回に食べられる量も減ってくるかもしれません。体調や季節に合わせて様子を見ながら与えましょう。
病後
病気によって違いますが、獣医師の指示に従い、適切なフードを与えてください。
基本的には指示されたフード以外を与えるのはやめましょう。
体型の基準 ボディコンディションスコア(BCS)
かかりつけの病院で見てもらうことが望ましいですが、おおよその基準で当てはめてみましょう。
BCS3から4までがよいとされています。
BCSによって、給与量を調節しましょう。
BCS1重度の削痩
皮下脂肪がなく肋骨が容易に触れる状態です。
BCS2体重の低下
皮下脂肪がわずかで肋骨が容易に触れる状態です。
BCS3理想体重
肋骨が少しの皮下脂肪を通してさわることが出来る状態です。上から見るとウエストのくびれがわかります。
BCS4過剰体重
肋骨は中等度の皮下脂肪で覆われていて触るのが難しいです。 ウエストのくびれがなく、背中が広くみえます。
BCS5肥満
肋骨は厚い脂肪の下にあり、非常に触りにくいです。背中も広くウエストもない状態です。
さいごに
犬も人間と同じで、食べ物はとても大切です。
食べ物によって寿命が変わるといっても過言ではありません。
現在はさまざまなフードが発売されていますので、どのフードを選び与えるのか迷っている飼い主さんもいるでしょう。
迷ったときは、かかりつけの獣医師に相談し、愛犬の健康のためはもちろん、病気を予防できる最適のフードを選んであげましょう。