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シニア犬がかかりやすい病気とその症状
犬も人間と同じで、高齢になると今まで以上に健康に気をつける必要がでてきます。
またワンちゃんの犬種や性格、生活習慣によってなりやすい病気も異なります。
ここでは特にシニア犬がなりやすい病気の症状や特徴、対策などをより詳しくご紹介します。
関節痛(変形性関節症)
症状
関節を保護する軟骨が年齢とともにすり減って、慢性的な炎症が引き起こされる病気です。
体重の重い大型犬がかかりやすい病気ですが、小型~中型犬でも肥満傾向にある場合は注意が必要です。
関節炎による痛みで足をひきずる・上げるなどの症状が出ることがあり、気温や気圧の変化や運動のしすぎなどによって痛みが強くなります。
対策
痛みがある場合は、消炎鎮痛剤の投与などによる治療が必要になります。
また、軟骨成分を増やすためにコンドロイチンなどの成分が含まれたサプリメントの服用がおすすめです。
口臭・食事が食べづらそう(歯周病)
症状
歯周病にはさまざまな種類と症状があります。
デンタルケアが上手にできていないと歯に歯石がついて歯肉炎を引き起こします。
歯石は細菌の塊です。この細菌が歯の根元に入り込むと歯槽膿漏となり、痛みがでるだけでなく鼻にまで炎症が広がることもあります。
また細菌が血液やリンパによって全身に巡り、心臓や肝臓にも影響を及ぼすことがあります。
対策
痛みが強い場合は全身麻酔をして抜歯する必要があります。
また抗生剤の投与で症状を軽減できますが、何よりも歯周病は予防が一番大切です。
自宅で歯磨きをしてあげて、口内環境を清潔に保ちましょう。
年をとってからは歯磨きをさせてくれなくなる犬もいるので、無理をせず歯磨きガムを使ったり
定期的に動物病院で歯磨きをしてもらうと良いでしょう。
疲れやすい・咳(心臓病、呼吸器病)
症状
心臓は血液を全身に送るポンプの機能をもっていますが、筋肉の老化や血液の流れを仕切る弁の劣化により全体的な機能が落ちてきます。
すると体に十分な酸素が送れなくなり、少しの運動で心拍が上がって息苦しくなったり疲れやすくなったりします。
心臓の変化によっては気管の圧迫で咳が出ることもあります。
また、咳は心臓だけでなく気管の老化によっても起こります。
軟骨の管である気管も年齢とともに固くなり、刺激や炎症によって咳がでてしまうのです。
対策
初期の心臓病では治療は不必要ですが、進行とともに投薬が必要となるため定期的な受診が必須です。
血圧を上げないため塩分の少ないフードに切り替え、過度な運動は避けましょう。
多飲多尿(腎臓病・内分泌疾患)
症状
腎臓は体の水分と栄養分から必要なものと要らないものをふるいわける機能をもっています。
しかし加齢によってふるいわける網目が大きくなり、必要なものを体に戻せなくなってしまいます。
そのためおしっこの量が増えるとともに、出ていった分を補うため水分の摂取量が増えるようになります。
また、ホルモン(内分泌)異常でも多飲多尿が起こってしまいます。
こちらは水分摂取をコントロールするホルモンがうまく分泌されなくなることが原因で起こります。
対策
腎臓病は血液検査と尿検査で診断されます。
腎臓病初期は塩分やタンパク質の少ない食事をとるようにして、腎臓への負担を減らしましょう。
病気の進行とともに体の脱水が顕著になるため、点滴などの治療が必要になることが多いです。
またホルモン異常の場合は投薬によるコントロールが必要になります。
目が白い(白内障・核硬化症)
症状
水晶体という目のレンズの部分が白濁した状態を白内障といいます。
加齢によりレンズを構成する成分が変性することが原因であることが多いですが、糖尿病の一症状として起こることもあります。
進行すると視覚に影響を及ぼします。
また、進行の程度によっては炎症を伴うこともあるので注意が必要です。
その他にも、目が白くなる原因として核硬化症という病気があります。
こちらも水晶体の加齢性変化によって起こる症状ですが、視覚への影響は伴いません。
対策
加齢による変化の場合は進行を遅らせるためのサプリメントや点眼の使用が勧められます。
加齢による変化は緩やかなものも多く、「年だから」と見過ごされがちです。
ですが、愛犬の健やかな暮らしのためにもシニア期にさしかかったら一度健康診断を受けることをお勧めします。
犬も人間と同じで、高齢になると今まで以上に健康に気をつける必要がでてきます。
またワンちゃんの犬種や性格、生活習慣によってなりやすい病気も異なります。
ここでは特にシニア犬がなりやすい病気の症状や特徴、対策などをより詳しくご紹介します。
関節痛(変形性関節症)
症状
関節を保護する軟骨が年齢とともにすり減って、慢性的な炎症が引き起こされる病気です。
体重の重い大型犬がかかりやすい病気ですが、小型~中型犬でも肥満傾向にある場合は注意が必要です。
関節炎による痛みで足をひきずる・上げるなどの症状が出ることがあり、気温や気圧の変化や運動のしすぎなどによって痛みが強くなります。
対策
痛みがある場合は、消炎鎮痛剤の投与などによる治療が必要になります。
また、軟骨成分を増やすためにコンドロイチンなどの成分が含まれたサプリメントの服用がおすすめです。
口臭・食事が食べづらそう(歯周病)
症状
歯周病にはさまざまな種類と症状があります。
デンタルケアが上手にできていないと歯に歯石がついて歯肉炎を引き起こします。
歯石は細菌の塊です。この細菌が歯の根元に入り込むと歯槽膿漏となり、痛みがでるだけでなく鼻にまで炎症が広がることもあります。
また細菌が血液やリンパによって全身に巡り、心臓や肝臓にも影響を及ぼすことがあります。
対策
痛みが強い場合は全身麻酔をして抜歯する必要があります。
また抗生剤の投与で症状を軽減できますが、何よりも歯周病は予防が一番大切です。
自宅で歯磨きをしてあげて、口内環境を清潔に保ちましょう。
年をとってからは歯磨きをさせてくれなくなる犬もいるので、無理をせず歯磨きガムを使ったり
定期的に動物病院で歯磨きをしてもらうと良いでしょう。
疲れやすい・咳(心臓病、呼吸器病)
症状
心臓は血液を全身に送るポンプの機能をもっていますが、筋肉の老化や血液の流れを仕切る弁の劣化により全体的な機能が落ちてきます。
すると体に十分な酸素が送れなくなり、少しの運動で心拍が上がって息苦しくなったり疲れやすくなったりします。
心臓の変化によっては気管の圧迫で咳が出ることもあります。
また、咳は心臓だけでなく気管の老化によっても起こります。
軟骨の管である気管も年齢とともに固くなり、刺激や炎症によって咳がでてしまうのです。
対策
初期の心臓病では治療は不必要ですが、進行とともに投薬が必要となるため定期的な受診が必須です。
血圧を上げないため塩分の少ないフードに切り替え、過度な運動は避けましょう。
多飲多尿(腎臓病・内分泌疾患)
症状
腎臓は体の水分と栄養分から必要なものと要らないものをふるいわける機能をもっています。
しかし加齢によってふるいわける網目が大きくなり、必要なものを体に戻せなくなってしまいます。
そのためおしっこの量が増えるとともに、出ていった分を補うため水分の摂取量が増えるようになります。
また、ホルモン(内分泌)異常でも多飲多尿が起こってしまいます。
こちらは水分摂取をコントロールするホルモンがうまく分泌されなくなることが原因で起こります。
対策
腎臓病は血液検査と尿検査で診断されます。
腎臓病初期は塩分やタンパク質の少ない食事をとるようにして、腎臓への負担を減らしましょう。
病気の進行とともに体の脱水が顕著になるため、点滴などの治療が必要になることが多いです。
またホルモン異常の場合は投薬によるコントロールが必要になります。
目が白い(白内障・核硬化症)
症状
水晶体という目のレンズの部分が白濁した状態を白内障といいます。
加齢によりレンズを構成する成分が変性することが原因であることが多いですが、糖尿病の一症状として起こることもあります。
進行すると視覚に影響を及ぼします。
また、進行の程度によっては炎症を伴うこともあるので注意が必要です。
その他にも、目が白くなる原因として核硬化症という病気があります。
こちらも水晶体の加齢性変化によって起こる症状ですが、視覚への影響は伴いません。
対策
加齢による変化の場合は進行を遅らせるためのサプリメントや点眼の使用が勧められます。
加齢による変化は緩やかなものも多く、「年だから」と見過ごされがちです。
ですが、愛犬の健やかな暮らしのためにもシニア期にさしかかったら一度健康診断を受けることをお勧めします。