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犬の耳が汚れる原因とお手入れの方法
- 耳洗浄液をあふれないようゆっくり耳に入れます。冷たいと犬がびっくりすることもあるので、冬場は人肌に温めてから使いましょう。
- 耳の根元を優しくマッサージして洗浄液をなじませます。
- 頭をぶるぶるさせて洗浄液をとばします。
- 残った液や耳の入口周辺をコットンなどで拭きとります。このとき綿棒は使わないようにしましょう。
- 点耳薬や外用薬を処方されている場合は、洗浄が終わったタイミングで使用しましょう。
嬉しいときにはぴんと立ち、悲しいときには寝てしまう…と、愛犬の感情を表してくれる「耳」。
かわいらしさの象徴であり、大切な感覚器官でもあります。
日ごろのお手入れが必要な場所ですが、構造が複雑なためケアの方法を間違えるとトラブルにつながることもあります。
今回は正しい犬の耳のケアの方法をご紹介します。
犬の耳の構造
犬の耳は鼓膜までの道筋が2段階あります。
耳介(耳のぱたぱた)入口から第一段階を垂直耳道、そこから90度頭の方に曲がった第二段階を水平耳道と言います。
このような構造のため、多少水が入っても鼓膜までは簡単には到達しません。
耳の汚れについて
耳道内はほこりや代謝による垢などの汚れが出ますが、基本的な汚れは耳道奥から手前へと自然に出ていく仕組みになっています。
耳道内には常在菌として細菌やカビが存在します。これらが増え過ぎると、耳が汚れやすくなります。(耳毛の生えている犬種も汚れが溜まりやすいです)
汚れが多く出るとうまく出きらず耳の中に溜まってしまうので注意が必要です。
どんな犬の耳がよごれやすい?
垂れ耳の犬
耳道内が蒸れやすいため。湿度が高いと細菌やカビが繁殖しやすくなります。
脂っぽい犬種の犬
シーズーやスパニエル系などの脂っぽい犬は、脂自体が汚れになったり、脂のベタベタが原因で菌が繁殖しやすいです。
頻繁に水に入る犬
水が耳道内に残って蒸れやすい環境になり、菌が繁殖しやすいです。;
湿度の高い環境にいることが多い犬
水に入ることがなくても、湿度が高い環境にいると菌が繁殖しやすくなります。
耳の汚れが原因で起こる病気
外耳炎
外耳炎は細菌やカビが原因でおこることがほとんどです。急に症状が進むこともあります。
かゆみや痛みを伴うこともあるため、多くの犬は頭を振ったり耳を掻いたりします。
アレルギー・アトピー
全身的なアレルギーやアトピーの一症状として、過剰に耳の分泌物が出て汚れが増えることがあります。
また耳道内にできものができて物理的に汚れを排出することができず、中に汚れが溜まってしまうこともあります。
そうなると自浄作用だけでは対処できなくなり汚れは自然に出きらず炎症やかゆみがおこってしまうるので、洗浄による治療が必要になることが多いです。
おうちでの耳のお手入れの仕方
通常のお手入れ
耳介の内側と耳道の入り口をお湯で湿らせたコットンやタオルで拭きましょう。市販の耳掃除用のウエットティッシュでも問題ありません。
拭いても汚れや臭いが気になる場合は、動物病院を受診して洗浄をしてもらいましょう。
外耳炎などトラブルがあるときのお手入れ方法
汚れがひどい場合は動物病院から自宅での定期的な洗浄を指示されることがあります。
以下の手順できれいにしてあげましょう。
まとめ
耳は犬種や体質によっては特にトラブルになりやすい場所です。
なので普段のお手入れで良い状態を保ち、トラブルが起きたらすぐに気づくことが大切です。
愛犬の健康のためにも自宅でのケアをかかさず行ってあげましょう。
嬉しいときにはぴんと立ち、悲しいときには寝てしまう…と、愛犬の感情を表してくれる「耳」。
かわいらしさの象徴であり、大切な感覚器官でもあります。
日ごろのお手入れが必要な場所ですが、構造が複雑なためケアの方法を間違えるとトラブルにつながることもあります。
今回は正しい犬の耳のケアの方法をご紹介します。
犬の耳の構造
犬の耳は鼓膜までの道筋が2段階あります。
耳介(耳のぱたぱた)入口から第一段階を垂直耳道、そこから90度頭の方に曲がった第二段階を水平耳道と言います。
このような構造のため、多少水が入っても鼓膜までは簡単には到達しません。
耳の汚れについて
耳道内はほこりや代謝による垢などの汚れが出ますが、基本的な汚れは耳道奥から手前へと自然に出ていく仕組みになっています。
耳道内には常在菌として細菌やカビが存在します。これらが増え過ぎると、耳が汚れやすくなります。(耳毛の生えている犬種も汚れが溜まりやすいです)
汚れが多く出るとうまく出きらず耳の中に溜まってしまうので注意が必要です。
どんな犬の耳がよごれやすい?
垂れ耳の犬
耳道内が蒸れやすいため。湿度が高いと細菌やカビが繁殖しやすくなります。
脂っぽい犬種の犬
シーズーやスパニエル系などの脂っぽい犬は、脂自体が汚れになったり、脂のベタベタが原因で菌が繁殖しやすいです。
頻繁に水に入る犬
水が耳道内に残って蒸れやすい環境になり、菌が繁殖しやすいです。;
湿度の高い環境にいることが多い犬
水に入ることがなくても、湿度が高い環境にいると菌が繁殖しやすくなります。
耳の汚れが原因で起こる病気
外耳炎
外耳炎は細菌やカビが原因でおこることがほとんどです。急に症状が進むこともあります。
かゆみや痛みを伴うこともあるため、多くの犬は頭を振ったり耳を掻いたりします。
アレルギー・アトピー
全身的なアレルギーやアトピーの一症状として、過剰に耳の分泌物が出て汚れが増えることがあります。
また耳道内にできものができて物理的に汚れを排出することができず、中に汚れが溜まってしまうこともあります。
そうなると自浄作用だけでは対処できなくなり汚れは自然に出きらず炎症やかゆみがおこってしまうるので、洗浄による治療が必要になることが多いです。
おうちでの耳のお手入れの仕方
通常のお手入れ
耳介の内側と耳道の入り口をお湯で湿らせたコットンやタオルで拭きましょう。市販の耳掃除用のウエットティッシュでも問題ありません。
拭いても汚れや臭いが気になる場合は、動物病院を受診して洗浄をしてもらいましょう。
外耳炎などトラブルがあるときのお手入れ方法
汚れがひどい場合は動物病院から自宅での定期的な洗浄を指示されることがあります。
以下の手順できれいにしてあげましょう。
- 耳洗浄液をあふれないようゆっくり耳に入れます。冷たいと犬がびっくりすることもあるので、冬場は人肌に温めてから使いましょう。
- 耳の根元を優しくマッサージして洗浄液をなじませます。
- 頭をぶるぶるさせて洗浄液をとばします。
- 残った液や耳の入口周辺をコットンなどで拭きとります。このとき綿棒は使わないようにしましょう。
- 点耳薬や外用薬を処方されている場合は、洗浄が終わったタイミングで使用しましょう。
まとめ
耳は犬種や体質によっては特にトラブルになりやすい場所です。
なので普段のお手入れで良い状態を保ち、トラブルが起きたらすぐに気づくことが大切です。
愛犬の健康のためにも自宅でのケアをかかさず行ってあげましょう。